映画『The Fly (1958)』
これは1958年公開の映画です。既に著作権が切れているのかネットでは無料で視聴できます。この映画は小学生の時に初めて見まして、それから何度か見ております。映画とはいえ、この当時のとても豊かな米国の生活が描かれております。日本語の題名は『ハエ男の恐怖』です。ただし、ホラーではなく科学的、ミステリー的な要素が強く出ております。転送装置の原理を説明する部分のセリフはMichael Crichton(マイケル・クライトン)のTimelineの文章とも似ております。
ハエ男の妻はPatricia Owensが演じております。この女優さんは前年に公開された『No Down Payment』で主役を務めております。
この映画が公開された昭和33年は日本がちょうど高度経済成長に入った時です。まだ欧米諸国から日本製品の品質が認められていなかった時代です。「made in Japan」と記載されたお皿を転送するシーンが印象的です。昔読んだ城山三郎の短編小説「メイド・イン・ジャパン」を思い出しました。