新聞Bloomberg『Salmon Shunned in China After Link to Beijing Virus Outbreak』
北京の食品市場で発生したCoronavirus(新型コロナウイルス)の感染源が輸入サーモンではないかとするニュース(『Salmon Shunned in China After Link to Beijing Virus Outbreak』)です。感染源を追っていたところ、輸入サーモン販売業者の俎(まな)板にたどりついたそうです。すでに中国の主要都市のスーパーマーケットや食品店ではサーモンが撤去されています。人がサーモンに新型コロナウイルを移したのか、先にサーモンがコロナに感染していたのかは現時点では定かではないとしております。冷凍食品の表面に付着した新型コロナウイルは冷凍状態でも3ヶ月耐えるそうです。中国のサーモンはチリ、ノルウェイ、オーストラリア、デンマーク、フェロー諸島から輸入されており、中国国内で700億円程度の市場規模です。今回のニュースを受けて中国では海産物の消費が落ちるのではないかと危惧されており、その反動で中国国内の豚肉業者の株価が上昇しております。
この記事を読みまして24年前に日本で起こったO-157集団食中毒を思い出しました。当時、感染原因が掴めなかったのですが、厚生省が見つけた感染源はカイワレ大根でした。今回のサーモンとその意外さが似ております。