新聞WJ『Crawfish Prices Slump as Coronavirus Curtails Cajun Industry』

Coronavirus(新型コロナウイルス)の影響で米国ルイジアナ州(Louisiana)のザリガニ(crawfish/crayfish)業界が経済的な打撃を受けているとする記事(『Crawfish Prices Slump as Coronavirus Curtails Cajun Industry』)です。アメリカでは南部をはじめとしてザリガニを食べる習慣があります。ケイジャン料理(Cajun)と呼び、ザリガニの場合はトウモロコシやじゃがいもと一緒にスパイスをたっぷり効かせて煮て食べます。他の食材と共に泥抜きしてから丸ごと鍋に放り込みます。食べるのはロブスターと同じく尾の部分です。頭の味噌も啜ります。

ザリガニは天然物と養殖物があります。養殖の場合は刈入れの終わった水田を使っています。夏はお米、冬はザリガニの二毛作です。ルイジアナ州立大学の試算ではザリガニ漁業で300億円以上の生産があるとしています。

ニューオーリンズでは日本のGWの時期にニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティバル (New Orleans Jazz & Heritage Festival)が開催されますが、今年は中止となりました。このお祭りで大量に消費される予定だったザリガニが行き場を失い、レストランも含めて関連する業者が頭を抱えております。

日本では食べる習慣のないザリガニですが、田んぼで養殖できることより、どこか地方の町興しに良いかもしれません。

  • curtail:<出費・消費・数など>を切り詰める, 抑える, 減らす
  • rite:儀式; しきたり
  • locus:中心地[名所]; 位置
  • léad-ùp:準備, 前段階
  • áqucùlture:栽培[養殖]漁業; 水耕法
  • Louisiana:フランス王Louis 14世の名から