新聞The Guardian『This decade belonged to China. So will the next one』

昨年末のThe Guardianの記事(『This decade belonged to China. So will the next one』)です。Martin Jacques氏が寄稿しております。良く書けていると感心しながら読んでいたのですが、読み返しても同じ思いでしたので本日紹介させて頂きます。

日本では年末になりますと一年の単位で振り返り、次年の展望を練ることが多いと思います。「行く年くる年」です。このMartinさんは十年の単位です。その期間で世界の覇権国の移り変わりについて述べています。NHKさん式に表現しますと「行く十年くる十年」でしょうか。内容は読んで頂ければ良いと思うのですが、ポイントはその変化がタブロイド紙の見出しのように単純な図式ではなくて、大きくはその流れに乗りますが、そこに辿り着く迄の過程には様々な出来事が待ち構えているところです。今の香港や台湾の状況はその出来事の一つではないでしょうか。以下のように、Martinさんはその変化の過程は「堪らなく魅力的」と記載しています。

The next decade will see a continuing fragmentation of the western-centric international system, together with the growing influence of Chinese-oriented institutions. The process will be uneven, unpredictable and, at times, fraught – but ultimately irresistible.