新聞The Guardian『There’s a huge fight over reclining your airline seat. Is capitalism to blame?』

飛行機で座席を倒したことで後方の人とトラブルになった記事(『There’s a huge fight over reclining your airline seat. Is capitalism to blame?』)です。この事件は1月31日米国New OrleansからCharlotte行きのAmerican Eagle flight内で発生しております。女性が座席を倒したところ後方の男性がその座席を何度も突いて揺らしました。女性の撮影しました動画がツイッターに掲載されております。確かに大きく揺らされています。男性は最後部の席でリクライニングの機能が付いておらず、元々狭いエコノミー席がさらに窮屈になったことが不満だったようです。ところが客室乗務員は女性にビデオを撮影したことを注意しましたが、男性には座席を突いたことには何も言わなかったばかりかラム酒を振る舞っています。

ツイッターに動画が掲載されたことより、座席を「倒す派」と「倒さない派」に別れて議論が展開しております。ただしこの記事では非難すべきはこの当事者ではなく航空会社だとしております。利益を追求するためにこれまでに何度も座席幅を狭めてきたからです。日本の通勤電車でも「乗客同士のトラブルで云々」というアナウンスを聞くことがあります。そのような時にどこにその怒りの矛先を向けるべきかを諭(さと)してくれる記事でした。

ところで日本人が欧米の国内線で飛行機に乗る時は座席(リクライニング)は倒さないのが賢明であり安全です。また、アメリカン航空系は色々とトラブルが多いので避けた方が良さそうです。せっかくの海外行きを不愉快にしたくありません。